2013年9月4日水曜日

人物クロッキーの練習


美人画を目標に学ばれているMさんが、人物デッサンの基礎として、骨格模型でクロッキーの練習しています。



















C.Bargue “Cours de dessin”より

クロッキー(Croquis)は、日本では「速写画」とか「略画」などと訳され、短時間で(5分とか10分位)素早く、対象の印象を捉えるデッサンとなっています。ここで注意したいのが、早く描くことだけが目的となり、「正確なプロポーション」や「解剖学的な構造」がなおざりにされがちな点です。

最初は、時間にとらわれるずに、プロポーションや基本的な構造をシンプルな線で描く練習から始め、次第に早く描けるようにした方が、上達の近道だと思います。

C.Bargue “Cours de dessin”より












例えば、バルグの手本帳の中のクロッキーなどは、とても良い参考になります。


そこで、Mさんには、モデルさんを使ってクロッキーをする前に、骨格模型を使って、人体のプロポーションと構造を学ぶように提案しました。

紙は、実物に近い大きなサイズのものを使って、離れた位置から対象を見比べながら、細部にとらわれずに大きく形を捉えられるようにセッティングしました。


1回の授業で(2時間半)で、2枚のペースで練習しています。




















0 件のコメント:

コメントを投稿