2013年4月3日水曜日

板に描く 1

古典技法を研究中のS君は、今回初めて板に描いてみました。



基底材の板には、MDFボードの8ミリを使い、その上に兎ニカワ10%の溶液で、ハトロン紙を貼った後、同濃度のニカワ溶液に白亜(100ccに対して40g)を溶かして塗りました。(詳しくは、2011年9月のブログ参)

左が4度塗り、右が2度塗り





まずは、いつものようにカッセルアース(ブロックス社製)デッサンと明暗を追求します。

水性の地塗りは、油の吸収性が非常に高くなります。置いた絵具は、油を吸われてすぐに硬くなるので、次から次へと重ねることができます。慣れると短時間で絵を仕上げる事も可能になります。ただ、吸われ過ぎて描き難い場合は、加筆用ニス(ルツーセ)か、溶き油を塗っておくと良いでしょう。















カッセルアースで明暗が取れた後、シルバーホワイトで、明部を描き起こしました。


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