2013年2月15日金曜日

模写をする 8

昨年11月21日のブログから、大分時間があいてしまいましたが、H君の模写の続きを報告します。


 顔の下色を置いてから、シルバーホワイトにバーミリオンを加えて、明部を描き起こしていきます。


シルバーホワイトは、市販のものを油抜きして、溶き油に近い溶剤で練り直します。そうすることで、生乾きでの塗り重ねが容易になります。





最も明るいところから、描き始めていきます。























下層と馴染ませながら、1回目が塗り終りました。
この後、生乾きの状態でイエローオーカーを薄くかけて(グラッシ)、再びシルバーホワイトとバーミリオンに、色調を合わせるために、レッドオーカーを加えて描き起こします。この過程を繰り返して、原画に近づけていきます。























背景や服も同時に進行させ、明度と色調のバランスをとります。


背景は、シルバーホワイトにランプブラックとイエローオーカーで合わせました。



















服は、暖かい黒をアイボリーブラック、冷たい黒をランプブラック(またはピーチブラック)として使い分け、シルバーホワイトで明るさを調整します。




















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