2012年10月19日金曜日

模写をする 5

溶剤は、メリメやワッタンの技法書にでてくる乾性油と樹脂と揮発性油の中から選びましたが、作画の際の分量比については記されてないので、ラングレ「油彩画の技術」を参考に調合しました。



原画の制作過程と模写の制作過程の大きな違いは、原画は絵具層が生乾きの状態で塗り重ねていって、短時間でほとんど描いてしまっているのに対し、模写は原画を探りながら合わせいく上に、H君の受講時間が週1回の半日なので、制作が長期間にわたる点です。

そのため、溶剤の濃度の調整や、ルツーセの多用など、原画では行われていない、模写用の制作過程が必要となります。






テール・ド・カッセルと、少量のレッド・オーカーによる、エボーシュの1段階目が終わりました。

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